この記事は「机上調査プラン」です。筆者は鞆の浦・福山を訪れたことがありません。行ってみたい場所を、実際に行くつもりで本気で調べて計画した記事です。料金・営業情報は2026年9月時点で確認していますが、お出かけ前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。

鞆の浦・福山の位置。東京から新幹線で約3時間35分、瀬戸内海に面した港町です(イラストはイメージです)

この計画のまとめ

  • 日程:1泊2日(東京発・新幹線利用)
  • 行き先:鞆の浦(広島県福山市)+福山駅周辺
  • 1日目:東京→福山→バスで鞆の浦→町歩き(常夜燈・対潮楼・太田家住宅)→鞆の浦温泉の宿
  • 2日目:朝の港を散歩→福山駅に戻って福山城→帰路
  • ベストシーズン:4月末〜GW。「観光鯛網」の季節です(後述)
  • 費用試算:1人あたり約7〜8万円(2名1室・2食付きの場合)
  • 結論:10万円あればお釣りがくる、はず

なぜ鞆の浦なのか

いつか行ってみたいと思っている場所のひとつが、広島県福山市の鞆の浦(とものうら)です。

きっかけは、このサイトの元になっている「予算でどこに行ける?」を調べる作業でした。あまり知られていない旅先を洗い出していたときに、この名前に引っかかりました。瀬戸内海に面した小さな港町で、江戸時代の常夜燈や船着き場がそのまま残っているそうです。宮崎駿監督が長期滞在して『崖の上のポニョ』の構想を練った町としても知られています。

写真を見た瞬間に「ここは行きたい」と思ったのですが、関東からだと「広島県」というだけで遠い印象があり、なかなか腰が上がりません。実際どのくらいの時間とお金で行けるのか。行ったつもりで本気で調べてみることにしました。

鞆の浦の常夜燈(写真:Hiroshima Tourism Association)

このサイトでは今後、こういう「まだ行っていないけど計画だけ本気で立ててみた」記事も書いていきます。実際に行けたら、答え合わせの記事を書くつもりです。

行き方を調べる

東京から福山までは新幹線1本です。のぞみが停まるのは知りませんでした。

  • 東京→福山:のぞみで約3時間35分、指定席18,310円(通常期)
  • 福山駅→鞆の浦:駅南口からトモテツバスで約30分、580円

新幹線を降りてバスに30分揺られれば港町、というのは思ったより手軽です。バスは公式案内では20分間隔が目安ですが、時間帯によって間隔が空くため、実際の出発時刻は時刻表を確認したいところです。

なお、往復割引は廃止されてしまったので、素直に買うと往復36,620円。スマートEXの早特などを使えばもう少し下げられるようです。

モデル行程(1泊2日)

計画した1泊2日の流れ。福山駅からバスで鞆の浦へ、温泉宿に1泊して、2日目は福山城とうずみ(イラストはイメージです)

1日目:港町に着いたら、まず鯛めし

朝8時台ののぞみに乗れば、お昼前に福山着。そのままバスに乗れば、12時半頃には鞆の浦に着いている計算です。

お昼は鞆の浦で食べます。鞆の浦は鯛の町だそうで、鯛めしや鯛料理の専門店がいくつかあるようです。調べた中では「千とせ」というお店の、刺身・天ぷら・煮付け・塩焼きから好きな鯛料理を選んで鯛めしとセットにできる定食が気になっています。料金は変更される可能性があるため、来店前に最新情報を確認したいところです。休日は行列するらしいので、そこは覚悟です。

午後は町歩きに充てます。調べた限り、鞆の浦の見どころはコンパクトにまとまっているようです。

  • 常夜燈:港のシンボル。江戸時代の灯台がそのまま残っています(見学無料)
  • 福禅寺 対潮楼:座敷から瀬戸内海と仙酔島を一望できるお寺。朝鮮通信使が「日東第一形勝」と称えた眺めだそうです。坂本龍馬のいろは丸事件の談判が行われた場所でもあります(拝観料300円)
  • 太田家住宅:薬用酒「保命酒」の蔵元だった商家で、国の重要文化財(入館料500円)

鞆の浦の町並み(写真:Hiroshima Tourism Association)

保命酒は今も町の名物とのことなので、お土産はこれで決まりです。

夜は鞆の浦温泉の宿に泊まります。海沿いの温泉宿がいくつかあり、たとえばホテル鴎風亭は2食付き2名1室で1人3万円台のプランが出ていました(時期・プランで大きく変わります。素泊まりなら1人2万円前後からのようです)。港町の夜は早そうなので、宿でゆっくりする前提です。

2日目:朝の港と、駅前の城

朝食前に港を散歩したい、というのがこの計画の一番の楽しみです。観光客が来る前の常夜燈のあたりは静かだろうと想像しています。

鞆の浦の港(写真:Hiroshima Tourism Association)

チェックアウト後、バスで福山駅に戻ります。

お昼は福山の郷土料理「うずみ」を食べてみたいです。江戸時代の倹約政治で贅沢が禁止されたため、エビや鶏肉などの具をご飯の下に埋(うず)めて隠して食べたのが始まりとされる料理で、見た目はただの白いご飯なのに、箸を入れると具が出てくるそうです。駅周辺に提供しているお店がいくつかあるようなので、1軒目星をつけてから行くつもりです。

食後は福山城へ。福山駅は新幹線ホームから福山城が見えることで有名らしく、北口から徒歩5分。2022年に築城400年でリニューアルされた天守の博物館(入館料500円)を見て、駅に戻って帰路につきます。

福山城の天守(写真:Hiroshima Tourism Association)

お城が駅から徒歩5分というのは、帰りの新幹線の時間調整にちょうど良さそうです。

費用試算(1人あたり・2名1室想定)

  • 新幹線:東京⇔福山 往復 36,620円(のぞみ指定席・通常期)
  • バス:福山駅⇔鞆の浦 往復 1,160円
  • 宿泊:2食付き 約30,000円(プランにより2〜4万円台)
  • 入館料:対潮楼300円+太田家住宅500円+福山城500円=1,300円
  • 昼食(鯛定食+うずみ)・雑費:5,000円

合計:約74,000円

新幹線が往復で3.7万円と全体の半分を占めますが、それでも10万円にはだいぶ余裕があります。宿を福山駅前のビジネスホテルにして鞆の浦は日帰りにすれば、1人5万円台まで下がりそうです。逆に露天風呂付き客室などにグレードを上げても、10万円以内には収まる計算です。

※金額は2026年9月時点の通常期・公式サイト等で確認したものです。新幹線は時期で変動し、宿泊費は日付とプラン次第で大きく変わります。

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行くならいつか

調べていて知ったのですが、鞆の浦には「観光鯛網」という初夏の風物詩があります。大漁旗を掲げた船団が鯛を網で追い込む伝統漁法を観覧船から間近に見られるもので、大正12年から続くそうです。2026年は4月26日・29日と5月2日〜6日の7日程が設定され、観覧券は大人3,000円(前売)でしたが、5月4日は天候不良により中止となりました。2026年分は終了しています。次回の日程と料金は公式情報を確認する必要がありますが、鯛めしを食べに行く町で、鯛が獲れる瞬間から見られるなら、行くならこの時期だと思っています。観覧券を足しても10万円には余裕で収まります。

正直、まだ分かっていないこと

以前は確認しきれなかった「鞆の浦史跡めぐりクーポン」は、現在は大人1,900円で、福山駅⇔鞆港の往復バス券と対潮楼・いろは丸展示館・太田家住宅・鞆の浦歴史民俗資料館の入場・拝観券が付き、購入日から7日間有効です。また、鞆の浦と仙酔島の間は市営渡船が運航しており、所要時間は約5分、往復運賃は大人240円・子ども120円です。今回はどちらもモデル行程には組み込んでいません。

机上調査なので、行ってみないと分からないことも正直に書いておきます。

  • 鞆の浦の夕食事情(宿の外で食べる選択肢がどのくらいあるか)も分かっていません

このあたりは、実際に行ったときの答え合わせ記事で書きたいと思います。

まとめ

東京から片道3時間半と580円のバス。江戸時代の港と温泉に泊まって、1人あたり約7〜8万円。

「広島県は遠い」という思い込みで後回しにしていましたが、数字にしてみると普通に行ける距離と予算でした。計画を立てただけで、もう半分行った気になっています。笑

行けたら、答え合わせを書きます。

写真提供:広島県観光連盟。イラストはイメージです。

費用概算(1人あたり・2名1室)

  • 新幹線 東京⇔福山 往復:36,620円
  • バス 福山駅⇔鞆の浦 往復:1,160円
  • 宿泊(2食付き):約30,000円
  • 入館料(対潮楼・太田家住宅・福山城):1,300円
  • 昼食・雑費:5,000円
  • 合計:約74,000円(10万円で余裕あり)